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casl2の呼び出しcasl2は、引数として指定されたCASLファイルをアセンブルし、仮想マシンCOMET II上で実行します。
CASLファイルは、アセンブラ言語CASL IIで記述されたテキストファイルです。
引数が指定されない場合は、エラーメッセージを表示して終了します。
$ casl2 hello.casl
複数のCASLファイルを指定することで、副プログラムを呼び出すこともできます。
$ casl2 addl_outl.casl ~/yacasl2/as/casl2lib/outl.casl
casl2は、次のオプションを指定できます。
CASLファイルの内容を表示します。
ラベルの一覧を次の形式で表示します。 表示後、ほかの作業を続行します。
<プログラム名>.<ラベル名> ---> <アドレスの16進数表現>
-lと同じ形式でラベルの一覧を表示します。 表示後、ほかの作業は続行せず、終了します。
アセンブル詳細結果を表示し、ほかの作業を続行します。
アセンブル詳細結果を表示して終了します。
アセンブル結果をオブジェクトファイル<OBJECTFILE>に出力し、ほかの作業を続行します。
出力されたオブジェクトファイルは、comet2で実行できます。
オブジェクトファイルを指定しない場合、出力先はa.oです。
オブジェクトファイルは1つだけ指定できます。
アセンブル結果をオブジェクトファイル<OBJECTFILE>に出力し、終了します。
出力されたオブジェクトファイルは、comet2で実行できます。
オブジェクトファイルを指定しない場合、出力先はa.oです。
オブジェクトファイルは1つだけ指定できます。
プログラム実行中のレジスタの値を次の形式で表示します。
<PR値の16進数表現>: <レジスタ>: <値の10進数表現> = <値の16進数表現> = <値の2進数表現>[ ='文字']
<PR値の16進数表現>と<レジスタ>、<値の16進数表現>は、4けたの16進数で表されます。
<PR値の16進数表現>と<値の16進数表現>には、先頭に#が付きます。
範囲は#0000から#FFFFです
<値の10進数表現>は符号の付いた10進数です。
範囲は-32768から32767です。
<値の2進数表現>は、16けたの2進数で表されます。
範囲は、0000000000000000から1111111111111111です
[ ='文字']は、レジストリの値が「文字の組」の範囲に含まれる場合に表示されます。
表示されるレジスタには、次の種類があります。
GR0 GR1 GR2 GR3 GR4 GR5 GR6 GR7汎用レジスタ
SPスタックポインタ
PRプログラムレジスタ
FRフラグレジスタ
例えば、次のように表示されます。
#0002: GR1: 3 = #0003 = 0000000000000011
-tと同じように、プログラム実行中のレジスタの値を表示します。
ただし-tと異なり、<値の10進数表現>は符号の付かない10進数です。
値の範囲は0から65535です。
メモリの内容をすべて表示します。
アセンブルおよび実行時のメモリサイズ<MEMORYSIZE>を0から65535の範囲で指定します。 指定しない場合、512です。
実行時のクロック周波数<CLOCKS>を0より大きい整数で指定します。 指定しない場合、クロック周波数は5000000です。
casl2のバージョンを表示して終了します。
casl2の使用方法を表示して終了します。